6種絶賛進行中

『老茶樹②』の鮮葉が来た。晒青作業開始

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ようやく終わって、このタイミングで遅めのお昼ご飯を食べていたら、、、

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『仙王』の鮮葉が来た。

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茶摘み隊に手伝ってもらってすぐ晒青する。

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愛子が先に晒青している『老茶樹①』を確認して、「翻」するよう、指示。

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晒青2番目『老茶樹②』と3番目『仙王』を確認&記録

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次に製茶室に向かい、「包揉中」の『魔王①』、『蝶王』と『魔王②』を取り出して、『くるくる品』する。
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同時に6種類を絶賛進行中

ふいみん

総監督

隊長は製茶の総監督。
同時進行で各所、各作業を確認、監督&すべてを記録する。

お手伝いの福ちゃんが来たー、製茶室オープン。

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福ちゃんが薪を運んできて、火起こし&掃除。
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愛子が「洗鍋用」の鮮葉を用意。そのシーズンの最初の製茶に本番とは別の葉で炒茶鍋や製茶の器具を「洗う」。
今回「洗鍋用」に使える鮮葉はもうどこにも残っていないので、老茶樹の一篩の葉を使うことに。
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最初に炒茶する茶葉『魔王①』を準備していると、小紅が来たー。
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2番目に炒茶する茶葉『蝶王』を準備
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最初に「洗鍋用」の葉を炒茶後、次の工程の機械、揉捻機に移す。
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さらに次の工程の機械に移し、順番に機械を茶葉で「洗う」。鍋に入った最初の種類『魔王①』の茶葉を確認する隊長。

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『魔王①』が炒茶完了
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同時進行で、『老茶樹①』の晒青の状況確認し、3番目に炒茶する茶葉『魔王②』を準備
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そして、製茶室に戻り、炒茶前の茶葉『蝶王』、炒茶後で揉捻を終えた茶葉『魔王①』を確認&記録する

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同時進行で、【老茶樹】の茶摘みを終えて戻ってきたおばちゃんたちが、愛子の指示で【仙王】の茶摘みを開始。
製茶はまだまだ続く。

ふいみん

一人数役

【老茶樹】の前半の鮮葉が来たー。茶摘みおばちゃんの息子さんがバイクで運んでくれた。

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いい香り

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もしかして、そろそろ炒茶?のようです。隊長が電話で福ちゃんに来るよう連絡した&製茶室点検

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炒茶鍋も点検。次に老茶樹鮮葉を篩に広げて、木架で涼干、晒青の準備。

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隊長は一人で複数の作業をこなしながら全て記録をしている。
茶摘み隊や小紅はまだ戻って来ない。

ふいみん

ご機嫌よう、老茶樹

今日はとてもいい天気♪
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老茶樹に会いに行くことになった、今茶摘みしているそうだ。

私は久しぶり。ここ数シーズン時間や天候の関係でなかなか老茶樹の山に行けなかったからうれしい。

いざ、出発!

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村の人の習慣かな、あちこちの道路にいろいろ広げて天日干し

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ここから登りです。
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久しぶりに山を歩いた。汗だく~ 着いた!
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ここは太陽と風が気持ちいいなあ。。
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今日は陽光が強く気温が高い、天気予報では午後は曇り、早めに作業を開始するために、摘み終わったものから順番に山の家まで運んでもらうよう頼み、急いで戻ることに。
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待って~       途中、水田を見かけた

ふいみん

新しい取り組み

ご飯を食べて、部屋に戻り、布団を整えようとしたら、変な虫がいた。

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怖くて眠れそうにないから、小紅に退治してもらった。
はあー、よかった。

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第二揺青スタート

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ご飯を食べて、作業完了まで約2時間半。
画像では一瞬のように見えるかもしれないし、本当の時間の流れやこの時代では博物館級に貴重な現場をよりリアルに捉えるよう、今回から新しい取り組みとして、違う方法でも現場記録を撮ることにした。
投稿の準備にはまだ時間がかかるけれど、きっと?そのうち?アップできるよう、頑張りますっ!!

ふいみん

無音の夜

夜、座る
ノートと向き合う

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ふと気付く

音が無い。。。全く音がしない

風ひとつない
物音が全くしない
湧き水の音も聞こえない
灯りに虫の羽音もない
木々も夜鳥の声もない
秋の虫の音もない

無音。

 

静寂の闇の大気に
茶花を乗せた透明な香りだけがかすかに彷徨っている

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この無音に宇宙を
この香りに地球を

感じる

この静寂の中にいつも居たい

『小年』の25秋

 

おとんの家の桂花が咲いた気配がない
よく見ると小さな芽が出ている
私が滞在している間に咲くかも知れない

東京の桂花も今年は開花が異常に遅かった、
ここ20年観察してきて初の遅さ。
例年なら9月には咲いている、早い年で8月、
時々2度咲き、多い年で3回咲いた。
今年は10月初でも気配なく10月中旬になって
やっと蕾が出始めすぐに鈴なり状態に、
しかし花は出国日の20日になっても五分咲き程?

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茶樹の様子もいつもと少し違う
山の家に到着時、暗闇でもすぐに気付いた程

今年は産地全体が『小年』だろう

もちろんこの辺りの製茶は全て終わっていて
私が作る茶樹以外はどこにも残っていない
だから他の樹の収穫前は確認していない
でも見ればこれは分かる

生態茶だけではなく
私が作る茶樹だけではなく
多分どの茶樹も収穫量が少なかったはず

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今夏の猛暑の影響かな
水が少なかった、暑すぎた、涼しくならない
日本も夏の猛暑が農作物に大きく影響したし

小紅によると、今年は10月入ってから約半月の
製茶期間中ずっと気温が高くてとても疲れた、と。
途中で雨もなく停止は一日だけ
私が到着する前日まで暑かったそうだ

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茶花の様子も、例年とちょっと違う

初冬に咲く茶花がすでに大量に咲いている
摘み終わったうぇいうぇいの茶樹にもたくさん開花
まるで命の危機を感知した時の茶樹のような状態
原因は猛暑と干ばつ、かな

その横で
初秋に咲く桂花がこれから蕾を出そうとしている
東京と同じ、これも猛暑と干ばつの影響、かな

 

おかげでこの家のどこにいてもほのかに
この時期にしてはちょっと珍しい香りがする。
鉄観音の茶葉の不思議な薬草のような香りに
茶花の硬派で高貴な香りが混ざったような大気、
その中に包まれている。